高校 政経・倫政の補習講座

大学入試に向けた知識、学んだことと生活を結びつける知恵を提供します。

 今回は国際経済体制の変化を学びます。
 1929年の世界恐慌のあと、世界経済はブロック化していました。自国に有利にするために関税は上げ、為替は下げていました。この時、自国と植民地や友好国の間でブロックを組みますので、植民地が多い国は有利となります。とすれば植民地が少ない国は植民地の獲得や勢力圏の再編成に挑む、第二次大戦に結びついていきました。
 ここでは主に「貿易の自由化(関税の引き下げ)」や「為替の安定」を目指す組織や協定、合意を時期ごとに区別することがポイントとなります。
 大きな流れは3つ。一つ目はブレトンウッズ協定でIMFやIBRD、やがてGATTが設立されたこと、二つ目は1971年のニクソンショックを受けて1973年に変動相場制へ移行したこと、三つ目は1995年にGATTに代わりWTOが設立されたことです。
 その3つの流れの中に、一つ目ではIMFとIBRDの違いや、二つ目では変動相場制下でもスミソニアン協定やプラザ合意、ルーブル合意など細かな取り決めがあり、三つ目のGATTは最恵国待遇や内国民待遇、ラウンド方式などの原則が入ってきます。
 カタカナや略称英単語が多くなってきますので、大きな流れの中に位置づけないとゴチャゴチャしやすい単元です。高得点で抜けたい場合は、上のような流れの中に、SDR、GATT(やWTO)のラウンドではケネディラウンド、東京ラウンド、ウルグアイラウンド、ドーハラウンドでは何がルールとして加えられたのか、セーフガートや特恵関税、アンチダンピングなどの用語を含めて理解することが大事です。とっつきにくいですが、複雑ではありません。自分が苦しいところは他の受験生も苦しいところ、がんばれ。


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 諸子百家のうち、儒家と道家はあとでふれますが、それ以外も問われます。法家と墨子、墨家が要注意です。
 孔子の教えは、彼と門人たちの言行録、『論語』に伝えられていますが、受験上のキーワードは仁、その原型である孝悌、仁の外面的あらわれの忠と恕です。
 儒教は東アジア、現在の日本にも影響が残っています。功罪両面あると思いますが「この考え方でいえば社会や人間関係にどんな影響があるか」を想定しながら学べるとわかりやすいかもしれません。具体的に述べましょう。唐突ですが、あなたが教員だとしていじめが絶えないあなたのクラスをどうしますか?ザックリ言えば諸子百家はこうします。儒家は人として生きる「道」を説こうとするでしょう。法家ならいじめた側を厳罰に処すでしょうし、墨家なら兼愛やいじめることの不利益も説くでしょう。道家は放置するでしょうか、それともいじめは不自然だと嘆くでしょうか。諸子百家は現在の具体的な問題の対応の参考にもなるんです。
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 今回は為替相場です。
 1973年から多くの国は変動相場制へ移行しました。例えば$1がいくらなのか変動するようになったのです。ではどういう原因で円高になるのか、またその円高になった影響は何なのか。今回のポイントはここです。
 円高の原因と影響を区別して考えないと間違えます。例えば日本から輸出が好調なら日本製品への海外からの支払いが増えるので円高となりますが、円高になると輸出にとっては不利な影響が出ます。
 物価や金利など他の要素も含めた出題になりますので、「円に対する需要が増えれば円高になる」という原理を押さえながら、問題をたくさん解きましょう。

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