高校 政経・倫政の補習講座

大学入試に向けた知識、学んだことと生活を結びつける知恵を提供します。

 人や物、情報が国境を越えて行き交うグローバリゼーションの時代にあって、異なる文化と接する機会が増えています。接する機会が増えれば、喜びを伴うような交流も増えるでしょうが、一方で摩擦も増えています。これも小論文のテーマになりそうですが、結論が「異文化との共生が必要だと思います」という結論だけなら中学生の作文。ある異文化が国内に入ってきた時、異文化をそのまま保っていいとすれば多元主義(文化相対主義)ですが、例えば教室で授業中に宗教を持ち込んでもいいでしょうか。同じように土地を買って土葬を始めるのはどうでしょう?ダメだとすれば同化を求める普遍主義です。どちらが正しいかではなく、簡単に断言できない面があって、そういう断言できないことを知るチャンスを出題が教えてくれます。裏面に「オリエンタリズム」を指摘したサイードの文章が出ていますが、このような問題文から異文化との接し方や、自分の中に潜む視点の偏りを考える材料になります。
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 情報化の進展は私たちの行動や判断に大きな影響を与えています。その情報化の問題点に警鐘を鳴らしたリップマン、マクルーハン、ブーアステイン、トフラーと、出題されているボードリヤールを区別しましょう。これらも小論文で使えます。
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 脳死は人の死か、生殖補助医療(代理出産や生死、卵子の代替)、尊厳死など生命倫理は、是非を論じれば簡単には答えが出ません。小論文のテーマになりますし、そもそも人の命の扱い方を変化させていく力を持った技術です。本当は考えると面白い是非を問う出題は共通テストではありません。個別試験ではあり得ますが。そうではなくて、ここでは、現時点ではどういう制度や現状があるのかを知って欲しいと思います。
 脳死・臓器移植問題については臓器移植法、法律の内容が頻出です。
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