高校 政経・倫政の補習講座

大学入試に向けた知識、学んだことと生活を結びつける知恵を提供します。

2020年11月

人や物、情報が国境を越えて行き交うグローバリゼーションの時代にあって、異なる文化と接する機会が増えています。交流と摩擦が増えています。これも小論文のテーマになりそうですが、「異文化との共生が必要だと思います」という結論だけなら中学生の作文。ある異文化が国内に入ってきた時、異文化をそのままでいいとすれば多元主義(文化相対主義)ですが、例えば教室内に宗教を持ち込んでもいいでしょうか。ダメだとすれば同化を求める普遍主義です。どちらにしても課題があるのです。
裏面に「オリエンタリズム」を指摘したサイードの文章が出ていますが、このような問題文からも学べます。
倫CS63表
倫CS63裏

環境倫理学は新しい学問分野です。環境を守るのは自然のためなのか、人間のためなのか。ボールディング、レオポルド、ハーディン、ハンス・ヨナス、シンガーらの区別が必要です。
2次や小論文向けに難しい話をします。シンガーは苦痛を感じる能力のある動物を殺すのはよくない、と功利主義の立場から批判します。が、その論理で言えば苦痛を感じることができない人間は利用されてよいという結論にもなり生命倫理にもつながります。人間は苦痛を感じるから配慮が必要なのか「人間性の由来」、「人間性とは何か」を問うのです。
倫CS60表
倫CS60裏



情報化の進展は私たちの行動や判断に大きな影響を与えています。その情報化の問題点に警鐘を鳴らしたリップマン、マクルーハン、ブーアステイン、トフラーと、出題されているボードリヤールを区別しましょう。これらも小論文で使えます。
倫CS62表
倫CS62裏

現代の家族は変容しています。多くの人は自分の家族や家庭がモデルというか基準になっていますが、世の中は変化しています。現状ではどう変わっていて、どういう社会制度が求められているのかを考えながら理解して下さい。
倫CS61表
倫CS61裏

脳死は人の死か、生殖補助医療(代理出産や生死、卵子の代替)、尊厳死など生命倫理は、是非を論じれば簡単には答えが出ません。小論文の題になるくらいですから。ですから簡単にどうすべきかの是非の結論ではなくて、ここではどういう制度や現状なのかをよく知って欲しいと思います。脳死・臓器移植問題については臓器移植法、法律の内容が頻出です。
倫CS59表
倫CS59裏
倫CS59②表
倫CS59②裏

このページのトップヘ