今回は国際経済体制の変化を学びます。
 1929年の世界恐慌のあと、世界経済はブロック化していました。自国に有利にするために関税は上げ、為替は下げていました。この時、自国と植民地や友好国の間でブロックを組みますので、植民地が多い国は有利となります。とすれば植民地が少ない国は植民地の獲得や勢力圏の再編成に挑む、第二次大戦に結びついていきました。
 ここでは主に「貿易の自由化(関税の引き下げ)」や「為替の安定」を目指す組織や協定、合意を時期ごとに区別することがポイントとなります。
 大きな流れは3つ。一つ目はブレトンウッズ協定でIMFやIBRD、やがてGATTが設立されたこと、二つ目は1971年のニクソンショックを受けて1973年に変動相場制へ移行したこと、三つ目は1995年にGATTに代わりWTOが設立されたことです。
 その3つの流れの中に、一つ目ではIMFとIBRDの違いや、二つ目では変動相場制下でもスミソニアン協定やプラザ合意、ルーブル合意など細かな取り決めがあり、三つ目のGATTは最恵国待遇や内国民待遇、ラウンド方式などの原則が入ってきます。
 カタカナや略称英単語が多くなってきますので、大きな流れの中に位置づけないとゴチャゴチャしやすい単元です。高得点で抜けたい場合は、上のような流れの中に、SDR、GATT(やWTO)のラウンドではケネディラウンド、東京ラウンド、ウルグアイラウンド、ドーハラウンドでは何がルールとして加えられたのか、セーフガートや特恵関税、アンチダンピングなどの用語を含めて理解することが大事です。とっつきにくいですが、複雑ではありません。自分が苦しいところは他の受験生も苦しいところ、がんばれ。


CSNo61表
CSNo61裏