今回は「プラザ合意」以降の日本経済史です。「プラザ合意」とは先進7カ国が1985年に「ドル安円高」で合意したことです。詳しくは別単元で触れますが、ここで円高で合意されたことは、日本の貿易にとっては不利なんです。よって不況にならないように金融緩和したことがバブル経済を引き起こします。
 バブル経済を経て、「失われた10年」とも「失われた20年」とも言われるバブル崩壊後の不況を脱することができません。ちょうど、国際分業や国際競争が進展し、金融ビックバンや小泉構造改革など「小さな政府」志向があったのもこの時期です。この不況期にどのような金融、財政政策が行われたかを、第41~43回と重ねながら理解を立体的にしていきましょう。
 2008年には世界金融危機が発生しました。これも別単元で触れますが、サブプライムローンとかリーマンショックに関わります。日本の成長率も下がります。
 それらの影響を残しながら、現在の日本経済があるわけです。

「『国内産業の空洞化』について説明せよ」(宮崎大学)
 過去問をたくさん解きたい人は、こちらも使って下さい(CS政経 No44,45,46,47,48 日本経済史 : 高校 政経・倫政の補習講座 (myjournal.jp)

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