今回の単元は、戦後の国際経済の変遷を理解します。
 ポイントは、IMF、IBRD、GATTの役割の違いです。
 1929年からの世界恐慌時、各国はブロック経済を組みました。とするとたくさん植民地を持っている国は原料の輸入先と製品の販売先が確保できるので有利です。植民地をたくさんは持っていない国は植民地の再編成を求めて大戦につながっていきました。経済が戦争の原因だったのです。その反省を受けて、IMFとIBRDは為替を安定化させるため、GATTは貿易を自由化する(関税を下げる)ために設立されました。
 GATTの多国間交渉、ラウンドの内容も出題されます。ラウンドは全部で8回行われましたが、さすがに全部は覚えなくてもいい。ケネディラウンド、東京ラウンド、ウルグアイラウンドの3つは内容を把握することが必要です。
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