今回は会社や企業を理解します。会社や企業という言葉はよく使われますが、違いは何でしょうか。
企業のうち、会社法に基づいて設立されたものを会社と言います。企業の方が大きなカテゴリーで、その一部が会社です。
 とりわけ企業のうち約40%を占める株式会社のしくみが出題頻度が高いです。またディスクロージャー、ステークホルダー、CSR、フィランソロピー、メセナ、アカウンタビリティ、などカタカナがたくさん出てきますが、これらの区別も必須です。英単語の勉強も兼ねていると思って頑張ろう。
 余談。歴史的に初めての株式会社は、オランダの東インド会社だったと思います。出資した富裕者や国王は株主、船の船長は取締役、船員達が社員だとして、航海の途中で計画にない一攫千金の出来事があって、船長がそれに飛びついたとしましょう。うまく儲かれば出資者は配当を求めるでしょうが、失敗すれば船長に責任をとらせるでしょう。それでは船長は面白くないので、儲かれば船員と利益を山分けして出資者には報告しないとか、出資者と対立する。そんな出来事、「会社は誰のものか」という問題が現在でも存在します。
CSNo38表
CSNo38裏