今回の単元は国際収支を理解します。
 輸出入や投資、労働者の出稼ぎやODAなど国際的なやりとりの収支は国際的な基準で分類されています。
 ポイントは、「そのやりとりは、どの収支に分類されるか」です。この○○収支と言い方も慣れるまでに時間がかかりますし、暗記物です。少しキツいと感じるかもしれませんが、覚えていれば解けるし、覚えなければ解けない、という単元です。
 国際収支は、基本的には各国が同じ基準でつくられていますので、比較しやすいのが特徴で、例えば教科書か資料集に主な国の国際収支が出ているでしょう。小学校の時「日本は資源に乏しいので、原料を輸入し、製品を輸出する国」と教わったかもしれませんが、国際収支を見るとそれは過去の話。貿易収支で稼ぐのではなく、第一次所得収支で稼いでいる国に変わってきています。

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