今回の単元は、司法権を理解します。
 裁判の種類、裁判所の種類、裁判官の身分保障など、この単元も細部にわたります(やはり憲法に明文化されています)。また最高裁が出した違憲判決は必須です。どの教科書会社も最高裁の違憲判決は票にしてまとめています。11~12出ていると思いますが、受験生にとっては多く感じるかもしれませんが、世界で見ると最高裁の違憲判決は少なく、日本の最高裁は違憲判決をなかなか出さない傾向があります。この11~12を理解できれば解ける問題が格段に広がります。
 また、近年進められている司法制度改革(裁判員制度、検察審査会制度など)は頻出、必須です。
 身分や報酬が保障され、上司もいなくて誰からも指図されず独立して職務を行う裁判官。うらやましい面もありますが、逆に学生時代も遊んだりせずに、大学以外の専門学校に通うダブルスクールが常識とも言います。それゆえ世の中の現実がわからないし、抱える裁判が多いせいもあって、判決が世間の感覚とズレるとも指摘されます。

「司法権の独立性の高さを示す裁判所の権限の名称と、その権限の内容を述べなさい。」(福井大学)
「裁判官の職務をAI(人工知能)で代替することは可能だろうか、あなたの意見を述べなさい」

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