今回の単元は、選挙制度を理解する2回目です。
 ポイントは、選挙に関わる法律上の規定を知ることです。

 選挙に関わる法律は主として3つ、政治資金規正法、政党助成法、公職選挙法があります。
 そのうち、公職選挙法は、選挙の公正を守るため、表現の自由や参政権(選挙権、被選挙権)に規制を加えて、選挙運動を細かく制限しています。区割りや議員定数も定めているので、一票の格差をめぐって頻繁に改正されるのも特徴です。内容は細かいですが、誰にとってもそうなので踏んばりどころです。

「国会が国民の意思を代表しているといえるためには何らかの意味で国民の意思が国会に反映していなければならないと考えられる。現在、衆議院議員選挙で採用されている選挙制度は、民意を反映させるという点でいかなる特色を有するか述べなさい(300字以内)」(一橋大学)

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