今回の単元は、三権分立を具体的に理解します。
 三権は、国として何をすべきか決める立法府、実行する行政府、是非を法的に判断する司法府が分立、互いにチェックしあう体制を言います。モンテスキューが確立した考え方ですが、それより50年ほど前にロックも提唱していました。ポイントは「互いにチェックしあうためにどんな権限を持っているのか」です。

 日本の議院内閣制は、行政府の大臣の過半数は国会議員と定められているなど、立法府と行政府が混ざっているように見える点が大統領制と異なります。

「議院内閣制と大統領制の長短を述べなさい」
将来、子供からこんな質問を受けることがあります。どう答えますか?「総理大臣と大統領はどっちが偉いの?」小さい子にもわかるように説明できる人こそが、そのことについてわかっています。

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