今回は、情報社会における思想を理解します。もはや生活の一部になっている情報化の進展は、私たちの行動や判断、価値観に大きな影響を与えています。そんな「当たり前」を対象化するために、情報化の問題点に警鐘を鳴らしたリップマン、マクルーハン、ブーアステイン、トフラー、ボードリヤールらを理解します。この単元も〈人名-キーワード-内容〉を区別することが大切です。人名とキーワードで言えば、リップマンなら「ステレオタイプ」や「疑似環境」、マクルーハンなら「メディアはメッセージである」、ブーアステインは「疑似イベント」、トフラーは「第三の波」、ボードリヤールは「差異化」あたりになるでしょう。
 情報化の進展は、単に知識や情報が得られるだけでない、別の影響があることを彼らの思想は教えてくれます。例えば「泣き止まない子にスマホを与えて黙らせる子育て」はありですか?ダメだとしたらなぜなのでしょう?これらの思想は、小論文でも使える考え方のヒントをくれますので、活用してみましょう。
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