高校 政経・倫政の補習講座

大学入試に向けた知識、学んだことと生活を結びつける知恵を提供します。

タグ:文化相対主義

人や物、情報が国境を越えて行き交うグローバリゼーションの時代にあって、異なる文化と接する機会が増えています。交流と摩擦が増えています。これも小論文のテーマになりそうですが、「異文化との共生が必要だと思います」という結論だけなら中学生の作文。ある異文化が国内に入ってきた時、異文化をそのままでいいとすれば多元主義(文化相対主義)ですが、例えば教室内に宗教を持ち込んでもいいでしょうか。ダメだとすれば同化を求める普遍主義です。どちらにしても課題があるのです。
裏面に「オリエンタリズム」を指摘したサイードの文章が出ていますが、このような問題文からも学べます。
倫CS63表
倫CS63裏

 レヴィ・ストロースもまた、西洋の理性を批判します。南米の諸部族の調査から、彼らにも西洋の理性同様、一定の論理性や記号体系があることを見出します。この記号体系はソシュールが言語のうちに見出した構造に通じます。これらを構造主義と呼びます。
 フーコーもまた理性が狂気や異常を創りだすことを指摘します。狂気や異常とは学問や歴史認識が産んだもので、あらかじめ存在するわけではない、というわけです。
 当たり前のように使う言葉や習慣、歴史観や学問が当然のことではなく、相対的、人が囚われていると考える、ソシュールの言葉、レヴィ・ストロースの文化や習慣、フーコーの歴史や学問への認識は、私たちの土台を突き崩し、クラクラさせます。けれどそういう考え方があることを知っておくことは視点を広げます。
 ヴィトゲンシュタインはちょっと取っつきづらい、初期の写像理論と後期の言語ゲームを分けて、その上で過去問で慣れていこう。
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今回の単元は無意識と構造主義です。いずれも今までの哲学がとらえきれなかった、思考の隠れた構造を明らかにしようとする立場です。慣れるまで時間がかかる人もいるかもしれませんが、慣れればスイスイ解けるばかりでなく、新しい思考法を身につけたり、学問の新しい面白さを感じるはずです。
フロイトのエス、超自我、自我の3つの区分は図と共に理解しておきましょう。
25構造主義
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