今回の単元は、南北問題を理解します。
 ここでのポイントは、「国際社会が南北問題に対してどのような取り組みをしてきたのか」です。
UNCTADやUNDP、そして昨今話題になることの多いSDGsをつくった国連総会など、国連も取り組んでいますし、「先進国クラブ」の任意の国の集まりであるOECDや、国ごとでもODAで取り組んでいます。もちろん民間団体も取り組んでいます。
 とりわけ国連総会は一国一票の多数決ですので、数が多い途上国に配慮した取り組みが決定されます。が、国連総会の決議には法的拘束力はありませんでした。国連の制度(第25~27回)と結びつけて理解できると理想的です。

「1974年の国際連合総会において、『新国際経済秩序樹立宣言』決議が採択されたが、この決議の主なる内容と意義について、説明しなさい」(青山学院大学)
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