今回は中小企業を理解します。
 日本の中小企業は約382万社あり全企業の99.7%を占めます。大企業の下請けや系列企業となることが多く、経済の二重構造がありました。別の単元、農業や消費者問題とも関係しますが、簡単に言えば「かつては保護、今は競争」が大きな流れです。新旧の中小企業基本法、新旧の大規模小売店舗法(+旧まちづくり3法)もその流れで理解するとわかりやすくなります。
 やがて競争によって、大きな外資系や国内大手のショッピングモールが進出する一方で、地元の商店街がシャッター通り化していきました。これに対応するために改正された「まちづくり3法」では大規模店は地元商店街と離れた郊外へは出店しにくくなりました。あなたの住んでいる地域に新しいショッピングセンターがある場合は、地元商店街と連続しているはずです。離れていれば2006年の改正「まちづくり3法」以前に出店しています。
 別の話。就職先として大企業を考えるのは理解はしますが、大企業とはいえ安泰とは言えず、またそこで生き生きと働くことができるかは一概には言えません。がんばっていてうらやましいような中小やベンチャーもあります。
 コロナ禍でこれからの社会が中期的にどう変化するか不明瞭ですから、就職先を考えるのは難しい時代ですね。
CSNo49表
CSNo49裏
CSNo49裏②