高度成長期に日本では4大公害をはじめとした公害が発生し、いくつかの法制が定められました。4大公害それぞれの原因物質は必須です。
 日本では高度成長期の4大公害を受けて、1960年代後半から対策がとられるようになりましたが、それらの法制がポイントです。無過失責任、汚染原因者負担原則(PPP)、濃度規制と総量規制、環境アセスメント、拡大生産者責任などの原則を理解しましょう。
 国際的には1970年代から「環境」への関心が高まり、国連でも対応するようになります。公害問題は消費者問題の一つであり、また環境問題の一部、学際的な分野ですので、決して過去のものではありません。

「『持続可能な開発』という理念はどういうものか、簡潔に示せ」(埼玉大)
「『公害の輸出』とは、主にどのような悪影響が出ることか。それを引き起こす背景も含め説明しなさい」(中央大)

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